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《クリスマス・キャロル(1984)》
監督 クライヴ・ドナー 出演 ジョージ・C・スコット
J・C・スコットの一世一代の傑作。Scumbag(いやな野郎め)が口癖の守銭奴スクルージ老人。夢に現れる幽霊のお告げによる彼の改心。
それだけの話。すばらしい!
最初の夢に現れた幽霊は、彼を少年時代へ連れていく。愛や希望に満ちていたころだ。
次の幽霊は、貧しいながらも幸福そうな大家族の食卓へ連れていく。足の悪い、死を間近に控えた男の子がいる。
なんとかしてやりたいとスクルージは切実に願う。次の幽霊は……。
契機となるできごとに震える心は、ハナから震えている。その信頼のもとに私も震える。