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《コニー・フランシス(1965) ウィッシュイング・イット・ワズ・ユー》
泣き節歌姫コニー・フランシスの、泣き節中の泣き節。スローテンポのホンモノの泣き節。声がバンバン出まくっていたころだ。中年を過ぎて彼女は急激に声が出なくなった。
教会の結婚式のアイルで、相手があなただったらどんなによかっただろうと後悔する女心をリリカルに唄い上げる。この手の歌詞は聞かないことにしている。私は人間の行動の中で心変わりをいちばん憎む。しかし、口惜しいが、リリカルな曲調は内容を正当化するほどインパクトがあるものだ。心変わりの歌は古今東西、女しか歌わない。
日本では高橋真梨子。彼女には裏切りの歌が多い。しかし、メロディと声に聞き入ってしまう。ずるい。しかし、歌は歌詞ではないなとしみじみ思う。