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《コニー・フランシス(196?) 『青空のデイト』》


 コニー・フランシスが何百曲歌っているか定かでない。数えずに、五十年以上にわたって彼女の曲はおそらくすべて聴いた。そして、私の中でこの曲が彼女の最高傑作だと決まった。名前の似ている『渚のデイト』や『夢のデイト』ではない。四十歳を過ぎて、四枚組のCDで発見した。飛び上がるほどうれしかった。一度も聴いたことのない曲だった。したがって、コンピューターには絶対アップされていないと確信できる。せっかくCDを持っているのだから、読者に伝える方法があればいいのだが、文明の子でない私にはその技術がない。

流謫時代に聴いたという範疇からは外れてしまうが、同時代に聴きそびれたものがあったということで勘弁してほしい。ひょっとしたら、日本では一度も流れなかったものかもしれない。もし放送されていたら、私の耳が聞き逃すはずがない。それまで彼女の曲の中でいちばん好きだったものは、カントリーの『四つの壁』だった。これは彼女の泣き節の最高峰だと思うが、その折り紙つきの声にバネを取りつけ、秀逸なオーケストレーションで味つけしたのが『青空のデイト』だった。
だれか、この曲を所有していて、しかもコンピューター操作に長けている人がいたら、どうか可及的速やかにアップしてほしい。そしてもし、この曲が映画の挿入歌だとするなら、その映画の題名も教えてほしい。






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