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《テキサスの五人の仲間(1966)》

監督 フィルダー・クック  出演 ヘンリー・フォンダ

 

 1800年代末のアメリカ西部を舞台にしたギャンブル劇。西部きってのギャンブラー五人が年に一度のポーカーゲームに参加するために、とあるホテルに集まってくる。葬儀屋、裁判を放り出してきた弁護士、娘の結婚式を中座して駆けつけた男、家畜仲買業の男、ただの金持ち、以上五人。わくわくしませんか?

 そこへ旅の途中の夫婦、メレディス(ヘンリー・フォンダ)とメリー(ジョアン・ウッドワード)と幼い息子が、馬車の車輪を鍛冶屋で修理しているあいだの足休めに立ち寄る。メレディスはポーカー狂。たちまちゲームに参加したくなる。彼は農場を買うための虎の子4000ドルを持っている。メアリーは息子を監視につけ、鍛冶屋に出かける。戻ると……。

 この先は、騙し映画の最高峰と言われるほどの展開になる。言わない。あらゆる意味でだれが最高のギャンブラーだったか? 

 テレビムービーの騙し映画の最高峰は『他人の向こう側』だ。見つけられた人はご堪能あれ。